韓国最高裁、三菱重工の再抗告を棄却 元徴用工訴訟問題巡る資産差し押さえで

4年前、三菱重工業に対し損害賠償命令が確定した元女子勤労挺身(ていしん)隊員らによる訴訟で、韓国の大法院(最高裁)が、韓国内での資産差し押さえを不服とした同社の再抗告を12月27日付で棄却した。再抗告の棄却は3例目で、資産売却に向けた手続きが進んでいる。日本のメディアが報じた。
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元徴用工訴訟問題を巡っては2018年、三菱重工業には賠償を命じる判決が確定。この訴訟では、三菱が韓国で保有する商標権2件と特許権6件が差し押さえられた。
同社はこれを不服として再抗告を行ったものの、大法院はこのうち特許権2件の差し押さえについて再抗告を12月27日付で棄却した
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なお、すでに再抗告が棄却されている特許権と商標権については、韓国中部の大田(テジョン)地方裁判所が昨年9月に売却命令を出している。今回再抗告が棄却された特許権2件についても近く売却命令が出る見通し。
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