同国では1月5日の大規模抗議デモをきっかけに内閣が総辞職し、政府機関の指導者数名が解雇され、拘束された。
重要なのは、ナザルバエフ前大統領が安全保障会議長を辞任したことである。トカエフ大統領は5日、国民向けの演説で、ナザルバエフ氏が最近まで務めていた安全保障会議長にトカエフ氏本人が就任すると明らかにした。
11日に発足した新内閣で引き続き同じポストを務めているのは、外務大臣と国防大臣のみである。
スマイロフ首相は12日に行われた新内閣の初めての閣議で、政府は国を危機から脱出させ、テロリストによる被害から回復させる重要な任務を負っていると述べた。
報道によると、同国南東部のアルマトイでは、この24時間の間にテロや略奪などの犯罪に関与した約1700人が拘束され、彼らが所持していた火器も押収された。
国連の情報では、カザフスタンでの抗議活動で約1000人が負傷した。カザフスタン内務省の発表によると、警察官17人が死亡し、1300人以上が負傷した。
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