ミーシナ/ガリャモフ組はSPで82.36ポイントを獲得し、同じくロシアのアレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー組が打ち出した世界新記録を0.02ポイント上回った。ミーシナ/ガリャモフ組はこの世界新記録によりSPを首位で折り返した。
SP後の会見でガリャモフ選手は世界新記録の結果に全く気が付かなかったと発言した。
世界記録を出したことに全く気が付きませんでした。どうして評価を見る必要があるでしょう。大事なのは美しい滑りです。もちろん、これを誇りには思います。滑りは悪くなかったし、このようにスタートを切れて嬉しいです。私たちは試合から試合へと徐々に成長を続けていきます。このようにして五輪にたどり着き、そこでどんな結果が出るか楽しみです。ロシアでは強い選手が常に後ろに続いていますから、これはいい刺激になります。もっと上を目指さなくては。
一方、ミーシナ選手は2人にとってSPの世界記録を打ち出すよりも、五輪代表団の座を維持し続けることの方が大事と発言した。
どの大会にもそれぞれの評価基準があります。良い滑りで低い点を取ることがあれば、あまりよくない滑りで良い点をとることもあります。でも、どの国でもどの大会でもそれはあり得ることです。とはいえ世界記録をお祝いされて嬉しいです。私たちの課題は、五輪の代表団に留まり続けることです。私たちの代表団はすごく強いので、確かなことは何ひとつありません。いつでも2ペアぐらい、代えが控えていますから。そしてライバルに20ポイントの差をつけて勝利するよりも、ギリギリの競り合いをする方が常に面白いものです。すぐそこまで迫る相手がいると刺激が湧いてきます。
また、タリンの試合会場でロシアの旗が揚がっていたことにミーシナ選手は喜びを示した。
欧州選手権はエストニアの首都タリンで1月12日から15日にかけて開催されている。
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