英政府の報道発表によると、ジョンソン首相とストルテンベルグ事務総長は「ウクライナ国境におけるロシア軍増強について協議し、NATO加盟国の団結と決意を強調した。」また両氏は「ロシアによるウクライナ侵攻の結果、特に紛争による人命の犠牲について深刻な懸念を共有し、ロシアが侵略した場合の厳しい経済制裁の重要性について合意した」という。
また、ジョンソン首相とストルテンベルグ事務総長は「ロシアが対話への扉を閉ざさないことが重要であると強調し、ロシアが進むべき唯一の方法は、緊張を緩和させ、建設的な議論に参加することである」と指摘した。
さらに、両氏は「ウクライナはNATO加盟について自由に追求すべきであることに同意し、首相はNATOおよびNATOの防衛について、英国の全面的な支援を再確認した」とされている。
ロシア外務省は、「ロシアによる侵攻」という欧米の非難と、ウクライナをその侵攻から守るという発言は滑稽であり危険であるとの見解を示していた。しかし、ウクライナと欧米諸国は、最近、ロシアがウクライナ国境付近で「攻撃的な行動」を強化しているとして懸念を表明している。
これに関連して、ペスコフ報道官は、ロシアは自国領内で、独自の判断に基づき、軍部隊の配置を行っているだけであり、これが誰かの脅威になったり、懸念を呼ぶものではないと強調した。
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