臨床研究では、スポーツ中のけがや交通事故で運動の機能や感覚を失った脊髄損傷の計4人の患者に、iPS細胞から作った神経のもとになる細胞を損傷部位に注射で移植する。2021年12月にその1例目の手術が実施され、患者の経過は「極めて順調」という。今後1年かけて安全性や有効性を検証する。日本経済新聞によると、臨床研究では、京都大学iPS細胞研究所が第三者の細胞から作って保管しているiPS細胞が用いられた。患者1人当たり200万個の細胞を脊髄の損傷部に移植する。関連ニュース