研究者らは米軍関係者1000万人超に対し調査を行い、勤務中に多発性硬化症と診断された955人について公表した。EBウイルスのキャリアでは、ヘルペスウイルスは確認されなかったが他のウイルスが確認された人と比べ、多発性硬化症の発症リスクが32倍高くなることが明らかとなっている。初期症状は感染後およそ10年後に現れた。研究者らによれば、このことは、多発性硬化症発症の主な原因が、ヘルペスウイルスにあることを確実に示しており、このウイルスは伝染性単核球症と患者への潜在的な生涯感染を引き起こすという。