豪政府、ジョコヴィッチ選手のビザを再び取り消しに

オーストラリアのアレックス・ホーク移民相は14日、男子テニスのノヴァク・ジョコヴィッチ選手(セルビア)の査証(ビザ)を再び取り消したと発表した。
この記事をSputnikで読む
ホーク氏の決定により、ジョコヴィッチ選手のビザは再び取り消され、同選手は近いうちに国外退去となる。またジョコヴィッチ選手は、オーストラリアへの入国が3年間禁止される。
ホーク氏はビザの再度取り消しの決定にあたり、「内務省やオーストラリア国境警備局、そしてジョコヴィッチ氏本人から提供された情報を慎重に検討した」という。
同氏は「モリソン政府は、特に新型コロナウイルス感染症のパンデミックを背景に、オーストラリアの国境を引き続き守ることに身を捧げる」と強調した。ジョコヴィッチ選手の弁護団は、同選手が審理期間中にオーストラリアに留まり、全豪オープンに出場できるよう、差し止めを求める方針を発表した。
先にジョコヴィッチ選手は、新型コロナウイルス検査で陽性が判明した件と、オーストラリア入国時の虚偽申告の件について説明した。
オーストラリア国境警備当局 ジョコビッチ選手の入国書類の有効性について調査へ
ジョコビッチ選手は5日の夜、新型コロナウイルスワクチン接種の免除を証明する医療書類をオーストラリア国境警備隊に提出しなかったため、豪メルボルン空港で拘束された。この入国手続きで、ジョコビッチ選手のビザは無効とされた。ジョコビッチ選手は、この決定を覆すべく豪連邦裁判所に控訴し、10日に勝訴していた。
全豪オープンは、1月17日から30日までメルボルンで開催される予定。
コメント