北朝鮮のハッカーは投資会社や中央集型取引所を主に攻撃しており、フィッシングやマルウェアなどの手法を用いてウォレットから仮想通貨を盗んでいた。
ハッカーらは、その盗んだ仮想通貨を北朝鮮が管理する口座に送金していた。その口座に仮想通貨が入金されると、隠蔽・現金化のためマネーロンダリングのプロセスが行われていた。同社の報告書によると、専門家は、北朝鮮のハッカーが2017年から2021年までのサイバー攻撃で盗み出した仮想通貨の中から、未洗浄分1億7000万ドル(約190億円)相当を発見した。
また2021年に北朝鮮のハッカーによって盗まれた仮想通貨のうち、20%がビットコイン、22%がアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)、そして58%がイーサリアムであることが分かった。
BBCによると、国連の専門家らは、北朝鮮が仮想通貨を手にし制裁から逃れ、その資金を核兵器や弾道ミサイルの開発計画に使っていると非難している。
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