訓練で隊員は10週間、教官の怒号が飛び交う中、長距離行軍や水中での訓練を行う。休憩は6時間に1度、1時間のみ。1日の睡眠時間は5分ほど。「天国への道」では全長約100メートルの岩の上を腹ばいになって移動し、腕立て伏せをする。
中には疲労で意識を失う者もいるが、その場合は教官がホースで冷水を浴びせるという。
この訓練は、どんな任務でも遂行するという意志と仲間・軍へ揺るぎない忠誠心を持たせることが目的とする。しかし、数々の苦難を疑似体験し、体力と気力があるかどうかを確認することだ最も重要だという。
10週間の訓練を見事乗り越えた15人の隊員たちは、迎えに来た家族らと抱き合い、涙を流した。