新型コロナウイルス

タイ オミクロン株を風土病と認定へ 今年中にも

タイ疾病管理局の局長を務めるオプハト・カンカヴィプホン博士は、タイが今年2022年に新型コロナウイルスのオミクロン株を「風土病」に指定する可能性を明らかにした。
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風土病とは、ある一定の地域でその住民の間に常に存在する病をさす。
12日、世界保健機関(WHO)の専門家のマリヤ・ヴァン・ケルクホヴェ氏はSARS-CoV-2ウイルスは次第に風土病へ変化していくが、そうした事態はまだ起きていないと指摘していた。
地元のネイション紙が報じたところによれば、カンカヴィプホン博士は、「すべての人間が一斉に行動した場合、『オミクロン』はすでに今年にも風土病と化すだろうが、それが起きるのは今日でも明日でもない」と述べている。
カンカヴィプホン博士は、風土病と化すのはタイ国民の大多数が免疫を獲得し、COVID-19が危険ではなくなる時と指摘している。タイ保健省は状況の変化に注視し、風土病化を宣言できる適切な時期を選ぶ。
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