米国政府の要請でサイバー集団のメンバー2人がロシアで逮捕

モスクワ州トベルスコイ裁判所は米国をはじめとする外国企業に身代金要求型のサイバー攻撃を行っていた犯罪集団「REvil」のメンバー2人に逮捕状を出した。裁判所によると、拘留期間は3月13日までとされている。REvilは米コロニアル・パイプライン社に大規模なサイバー攻撃を行ったことで広く知られるようになった。トベルスコイ裁判所のクセニヤ・ロズィナ報道官が明らかにした。
この記事をSputnikで読む
裁判所はREvilのメンバー、ロマン・ムロムスキー、およびアンドレイ・ベッソノフの2名に逮捕状を出した。拘留期間は3月13日までとされている。2名はロシア連邦刑法187条2項(不正な金銭取引)に従い起訴される見通し。
ウクライナ政府にサイバー攻撃、米国が調査に協力
報道によると、ロシアでは犯罪集団のメンバーら14人に関連する25箇所の住所で家宅捜索が行われ、4億2600万ルーブル、60万ドル、及び50万ドルが押収されたほか、パソコン機器や仮想通貨ウォレット、プレミアクラスの自動車20台が押収された。
米国政府はロシア政府のサイバー犯罪対策を評価し、これらの犯罪者が司法の裁きを受けることに期待を示した。
関連ニュース
米国政府、ハッカー集団に関する情報提供で11億円の懸賞金を発表
北朝鮮のハッカー 2021年に450億円相当の仮想通貨を盗む
コメント