12歳の息子は母親と一緒に暮らしており、父親は2週間に1回(週末)、休暇中はさらに1週間、息子と面会することができる。父親は息子との面会の回数を増やすことを望み、その旨を申請した。審査で父親は、新型コロナウイルスワクチンは接種していないが、コロナ対策は守っており、ほとんど外出していないと述べた。
母親は父親の面会数増加の申請に反対し、さらに父親がワクチン未接種であることを知り、息子との面会権を一時停止するよう求めた。母親は、父親はワクチン反対派で「陰謀の参加者」だとし、それを示す父親のフェイスブックの投稿を裁判所に提出した。裁判官はそれらを調査し、父親が衛生対策を遵守していることに疑いを抱いた。
裁判所は、12歳の息子は新型コロナワクチンの接種を完了しているが、変異株「オミクロン株」の感染が拡大している状況においてこれでは不十分だとし、2月まで父親が息子と面会することを禁止した。
関連ニュース