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2021年の海水温、最高記録更新

中国と米国の研究チームは、1950年代以降の海水温の変化傾向及びその影響に関する論文を発表した。2021年の海水温は、再び最高記録を更新した。Advances in Atmospheric Sciences誌に論文が掲載された。
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論文によると、海洋の熱量は世界中で増加を続けており、これは人間活動に由来する気候変動の主な指標となっている。
研究チームは、過去1年間で上部2000メートルの海水温が2020年よりも14ゼッタジュール多いエネルギーを吸収したことを発見した。これは、2020年の世界の発電量の145倍に相当するという。
調査結果は、海洋の温暖化が人間活動に関連した大気組成の変化の結果であることを示している。
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海水温が上昇し、海水が膨張して海面が上昇すると、暖かく湿った気団が気候システムに負荷をかけ、激しい嵐やハリケーンの前提条件を作り出し、降水量の増加や洪水のリスクを高める。
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