研究チームは、靴下を履くと抹消血管が拡張されて足に血液が流れ込み、その結果、体温が下がり始めると指摘している。研究チームは、男性6人の睡眠を研究した。6人は実験で先ず靴下を履いて寝た後、次に靴下を履かずに寝た。
実験は、室温23度で行われた。靴下を履いて寝た場合の眠りにつくまでの時間は、靴下を履かなかった場合と比べて7.5分早かった。夜中に目が覚めた回数は8分の1弱だった。また合計睡眠時間も32分長く、睡眠効率は7.6%高かった。
研究チームは、睡眠中の足の温度に影響を与えることで、睡眠の質を改善することができるとの結論に達した。一方、団体Sleep Foundationは、この方法は高齢者には適さない可能性があると警告している。また血行に問題がある人にもお勧めできないという。
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