この化石を発見したのは、古生物学者ジョー・デイビス氏と野生生物の保全を目的とした財団の専門家。化石の全長は10メートル、頭蓋骨の重さは1トン以上。古生物学史上の発見において最大のものであり、保存状態も良いという。
研究者らが魚竜の化石を発見したのは2021年2月のことだったが、地中から丁寧に化石を掘り出し、博物館に輸送して調査を行うのに1年近くかかったという。
魚竜は、その非常に大きな歯と目から「海に棲む竜」と呼ばれ、19世紀初頭に化石収集家で古生物学者のメアリー・アニングによって初めて発見された。同局によると、このイルカに似た魚竜は、約2億5000万年前に初めて出現し、9000万年前に絶滅した。
スプートニクは以前、中国で胎児の骨が良好な状態で保存された恐竜の卵が、地元の研究者らによって発見されたと報じた。
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