セルビア大統領「豪は自身の価値を低めた」 ジョコビッチ選手への対応をめぐり

セルビアのアレクサンドル・ヴチッチ大統領は、豪当局がセルビア出身のテニス選手ジョコビッチさんの豪ビザを再度取消した件で、豪は自身の価値を低めたと非難した。
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男子テニスのジョコビッチ選手はこれより前、豪政府が同選手へのビザを再度取り消し、豪連邦裁判所がこの決定を支持したことへの失望感を表していた。豪連邦裁判所は、ジョコビッチ選手のビザ取消の撤回を求める訴えを退けた。同選手は豪から強制送還となる
ヴチッチ大統領は記者団に対し「世界最強のテニス選手に、すでに分かっている決定を伝えるために10-11日、嫌がらせをしたことになる」と語った。
テニスのジョコビッチ選手 コロナ陽性と豪入国時の虚偽申告について説明
「その後、1人に対して、またセルビアに対して脅しや魔女狩りが始まった。オーストラリアはこれによって、ノバク(=ジョコビッチ選手)ではなく、自分自身を侮辱したことになる」と強調した。
大統領は、3月にセルビアで行われるテニス競技会では、セルビア政府は豪選手を「もっとよい待遇で」迎え、問題の種は作らないと約束。それによりセルビアは「豪政府より優れている」ことを示したいという。
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