被害を受けている荷物の中には、アマゾンやユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、フェデックスなど大手の通販・宅配便会社のものも含まれる。
線路には、窃盗団が残していった数千個の荷物が散乱している。
ユニオン・パシフィック鉄道の報告によれば、昨年9月―12月、ロサンゼルス郡では1日平均90個以上のコンテナが破壊された。また、同郡での窃盗は前年比で160%増加。鉄道職員への暴行や強盗事件も急増しているという。
この事態を受け、同社はドローンや検知システムなどの防犯対策を強化したほか、警備員を増員。9月から12月の3か月間で、ユニオン・パシフィック鉄道の列車に不法侵入し窃盗を働いた100人以上を逮捕した。