CNBCの情報によれば、中国政府は、オリンピックに出場する外国人選手たちを、完全に隔離された状態に置かれると強調しているという。選手らは「閉鎖環境」の中に滞在し、ワクチン未接種で入国した後に21日間隔離することを選んだ場合でも、定期的にPCR検査を受けることになっている。一方、中国の市民は北京入りする際にPCR検査の陰性証明を提示しなければならない。
オミクロン株への最初の2人の感染者が確認された天津では、医療機関がわずか2日間で、1,400万人の天津市民全員のPCR検査を実施し、感染者および接触者を隔離することができたとCNBCは伝えている。CNBCのインタビューに答えた中国保健問題顧問は、「オミクロン株への感染に際する症状はそれほど重症ではない」とした上で、「しかし軽く見てはならない」と警告した。
CNBCによれば、中国政府は、五輪の出場選手らが、中国に入国してから出国するまで、人と接触する可能性を最小限に止めるため、あらゆる警戒措置を検討しており、北京警察は、オリンピック用の自動車が交通事故に巻き込まれた場合でも、一般市民は介入せず、代表者の到着を待つようにとビデオで呼びかけた。またコロナウイルスの感染拡大を予防するため、競技の観戦者に声援をすることを禁止している。
WHO(世界保健機関)は、今後1ヶ月半から2ヶ月の間に、ヨーロッパ市民の半数がオミクロン株に感染するだろうとの見方を示しているというニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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