新型コロナウイルス

ファイザーとモデルナ、4度目の接種はオミクロン株に顕著な効果示さず=イスラエル最新研究

ファイザー社とモデルナ社が開発した新型コロナウイルスのワクチンによる4度目の接種後に行われた抗体検査の結果は、3度目のブースター接種後に確認された抗体レベルと比べて高まっているものの、新たな変異株「オミクロン株」に対する防御力は弱いことが分かった。イスラエル最大の医療機関、ハイム・シバ記念メディカルセンターで行われた最新の臨床結果で明らかになった。
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医療センターが発表したプレスリリースによると、ファイザー、モデルナのワクチンはいずれも安全で、抗体の数を飛躍的に上昇させるものの、オミクロン株への防御という点では部分的にしか効果を示さないという。
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実験結果によると、ファイザーあるいはモデルナのワクチンを4回目接種し、それから1週間後に行われた抗体検査のレベルは、3度目のブースター接種後の抗体レベルとほぼ同じだったという。
いずれのワクチンも抗体レベルを幾分上昇させるものの、ウイルスに対する防御力は部分的にしか上昇しないとのこと。研究者らはファイザー社、モデルナ社のワクチンはそれ以前の変異株であれば効果があったものの、オミクロン株の防御に対しては効果が弱いという結論に至った。
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