林外相は記者の質問に答える形で、「北方四島(編集注:ロシアの南クリル諸島)は我が国が主権を有する島々である。政府としては領土問題を解決して平和条約を締結するという基本方針のもとで、引き続き粘り強く取り組んでいきたいと考えている」と語った。林外相は、14日にモスクワで行われたラブロフ露外相の発言にコメントした形となる。ラブロフ外相はその際、日本は南クリル諸島に関し、第二次世界大戦の結果を現在も認めておらず、同諸島をロシア閣僚や軍事関係者が訪問する度に抗議すると発言した。関連ニュース日本政府 南クリル諸島との交流事業再開に向けて努力していく2021年日露関係まとめ政治経済編:停滞ムード続くも、ロシアの日系企業はコロナ打撃から回復