中国の2021年GDPは8.1%増 過去10年で最高水準

中国の2021年のGDPは前年比で8.1%増となり、過去10年において最も大きく伸びたことが分かった。中国共産党メディア「環球時報」が報じている。
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中国当局は、国民経済を新型コロナウイルスのパンデミックの影響から回復させることに成功した。同紙が中国国家統計局のデータを引用したところによると、2021年のGDP総額は114兆元(約1京3000兆円)を超えた。工業分野では8.2%増の約7兆1000億ドル(約812兆円)、農業分野では7.1%増の約1兆3000億ドル(約149兆円)、サービス分野は8.2%増の9兆5900億ドル(約109兆円)、1人当たりの所得は名目9.1%増の5500ドル(約62万9000円)。
環球時報によると、専門家は2022年の中国経済の主なリスクとして、個人消費の落ち込みと供給停滞を挙げている。そのため同紙は、政府や企業の主な課題は、国民が収入や貯蓄を積極的に使えるような環境を整えることだと指摘している。
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