同センターなどは、2020年1月から2021年4月までに新型コロナウイルスに感染した15歳から45歳未満の女性4006人を対象に調査を実施。このうち、妊婦187人と非妊婦35人を比較したところ、中等症以上になった人の割合がそれぞれ9.6%と4.9%となり、妊婦は中等症以上になるリスクが約2倍になることがわかった。
妊娠週数別にみると、後期が58.6%で最も割合が高く、次いで中期が34.5%、初期が6.9%だった。
また、「入院前に3密と言われるような状況にいたことがある」と答えた人は、妊婦が8.3%、非妊婦は21.4%と妊婦のほうが割合が低かったものの、「入院前、家族で感染者が出た」と答えた人は、妊婦が39.4%、非妊婦が19.8%となり、妊婦のほうが家庭内で感染したとみられるケースが多いことがわかった。
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