イスラエルと米国が弾道ミサイル防衛システム「Arrow 3」のテスト実施

イスラエルは米国と共同で弾道ミサイル防衛システム「Arrow 3」のテストを実施し、成功を収めた。同システムは、大気圏外の弾道ミサイルの捕捉用に設計されている。同国防衛省がプレスサービスで発表した。
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発表では、「本日、イスラエル防衛省の防衛・開発研究局ミサイル防衛機関は、米国のミサイル防衛局およびイスラエル国防軍と共同で、コンプレクス『Arrow Weapon System (AWS)』および大気圏外の弾道ミサイルを補足する迎撃ミサイル『Arrow 3』の発射実験を行い、成功を収めた」と強調された。
実験は、軍事メーカーのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)の指揮の下、イスラエルの中心部にある実験場で行われた。オペレーションレーダー群が仮想標的を発見し、戦闘制御システムにデータを送信した。同システムが情報を分析し、防御プランを作成、その後、2発の迎撃ミサイル「Arrow 3」が標的に向け発射され、見事にミッションを遂行した。
イスラエルのベニー・ガンツ国防相は実験結果を高く評価した。プレスサービスでは同相の言葉を引用し、「我々は一歩一歩前進しており、イスラエルは拡大する脅威からの防衛手段を用意している。我々のシステムはイスラエルに戦略的機動の自由を与える」と強調している。
今回の実験はイスラエル国防軍が計画した行動の一部を成している。弾道ミサイル防衛システム「Arrow 3」は、「ダビデスリング」および「アイアンドーム」を含めたイスラエル国防軍の多彩な迎撃防衛システムの一部となっている。
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