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長期の宇宙滞在の危険性が解明

カナダのオタワ大学は宇宙に滞在した飛行士に麻痺を起こすメカニズムを解明した。その研究結果は雑誌「ネイチャー・メディシン」に掲載されている。
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オタワ大学が国際宇宙ステーションに6カ月滞在した14人のクルーの健康データを分析した結果、宇宙空間に長期間滞在した人には赤血球を破壊する溶血のレベルが上昇し、赤血球のヘモグロビンが血漿に放出されていることがわかった。
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クルーの体内では宇宙ミッション終了から1年が経過した時点でも、溶血、網赤血球(できたばかりの若い赤血球)のレベルの上昇、血漿中のヘモグロビンのレベルの上昇など、無重力空間が赤血球に及ぼす影響が続いていた。このことから、宇宙飛行士にみられ、主に無重力を起因とする麻痺は溶血に関係があることがわかる。
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