気候変動で冬季五輪開催が困難に 2100年までに招致できるのは札幌だけ 調査

冬季五輪は、気候の破局の始まりによって脅かされている。地球温暖化を背景に、今世紀末には地球上にスポーツ競技を行う場所はなくなってしまうかもしれない。ロイター通信が、国際的な調査チームによる研究を引用して報じた。
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調査の結果、現在の温室効果ガスの排出削減のスピードでは、過去に冬季五輪を開催した21都市のうち、2100年までに再び開催できるのは日本の札幌だけであることがわかった。この帰結は1920年以降の過去の気候データおよび地球規模で想定しうる気候変動の傾向に基づいて出された。
科学者たちは、五輪開催都市の2月の日中平均気温が、1920年代から1950年代には0.4度、1960年代から1990年代には3.1度、2001年以降では6.3度と着実に上昇している事実を突き止めた。
温暖化により、クロスカントリー・スキー、バイアスロン、アルペン・スキー、スノーボードの大会の開催場所の選定は困難になっている。また、気温の上昇で怪我の件数も増えている。研究者らは、過去3回の冬季五輪で怪我の件数が55%も増加した原因を気温上昇と結びつけており、雪質が悪くなったことが一因にあるとしている。
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