ザハロワ氏は、「バイデン大統領の記者会見で米国の記者らが「ロシアのウクライナ攻撃」について確信を持って話し、まるでNATOの東方拡大、安全保障の不可分性に関する欧米諸国の義務について知らないかのようにいるのは驚くべきことだ。ウクライナ政権の挑発や、それに対する米政権の支援について何も知らないようだ」とテレグラム(SNS)に投稿した。
バイデン大統領は19日の記者会見で、ウクライナに「侵攻」した場合、ロシアに「災難」が降りかかると脅した。バイデン氏は、米国のパートナーや同盟国は「ロシア経済に深刻な損害を与える準備ができている(中略)」と述べ、東欧での米国のプレゼンス強化が必要だと強調した。また、侵攻すればロシアはドル取引ができなくなるとも述べた。
記者会見の中で、新たな露米首脳会談を開催する可能性を検討していることも明らかにした。
最近、欧米諸国やウクライナ政府で、ロシアがウクライナに侵攻する可能性があるという疑惑が浮上している。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、このような情報は空虚で根拠のない緊張を高めるものだと指摘し、ロシアは誰にも脅威を与えていないと強調した。またペスコフ氏は、このような発言を正当化するための挑発行為が起こる可能性を否定しなかった。
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