製薬企業「QuantBioRes」のイワン・ロンカレビッチ代表によれば、2020年6月にジョコビッチ氏が投資を行ったが、取引総額の公表は行わなかった。ジョコビッチ氏本人が会社の40.8%、さらに妻のジェレナ氏が39.2%を所有している。ロンカレビッチ代表は、同社には、デンマークやオーストラリア、スロベニアの約11人の研究者がいるとコメントした。
同社が開発しているのは新型コロナ用の治療薬であり、ワクチンではない。同社は人間の細胞にコロナウイルスが感染するのを防ぐペプチドを開発中で、今夏には英国で臨床試験が開始されることになる。
ジョコビッチ氏は以前、コロナウイルス用ワクチンの接種に反対を表明している。しかし、彼は公然と反ワクチン主義者を支持したことはない。
ジョコビッチ選手は全豪オープンに出場するため今月5日にオーストラリアに到着した。翌日、当局は同選手が新型コロナ用ワクチンの接種を受けていないことに理解を示さず、ジョコビッチ選手は隔離されることとなった。4日後、ジョコビッチ選手は裁判所の決定から隔離が解かれたが、14日にオーストラリアのアレックス・ホーク移民相は、再度、同選手のビザの取り消しを決定した。ジョコビッチ氏は17日深夜にオーストラリアを去っている。
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