イサエフ氏によると、オミクロン株感染後に体内で生成された抗体は、デルタ株に対する働きが弱いことが最近の研究で明らかになった。しかし、デルタ株感染後に生成された抗体は、オミクロン株の活性を低下させるという。
同氏は、「これは、オミクロン株の出現がパンデミックの救済や終焉にならないことを示唆している」と強調した。
これよりも前、露連邦医療生物庁(FMBA)で感染症学が専門のウラジーミル・ニキフォロフ教授は、新型コロナウイルスのパンデミックは夏までに収束し、オミクロン株の登場はパンデミックの終わりを象徴するものである可能性が高いとの予測を発表していた。
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