シリア政府、対テロ作戦による被害を受けて米軍の撤退を再要求

シリア外務省は北東部ハサカ県で国際テロ組織「ダーイシュ」(IS、イスラム国、ロシアで活動禁止)が刑務所を制圧しようとして親米勢力との衝突に発展した事態を受け、米軍部隊の撤退を再び要求した。シリア国営通信SANAが報じた。
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シリア政府の発表によると、反政府組織「シリア民主軍」(SDF)と米軍の共同作戦によりハサカ県ではインフラ施設が破壊されたという。シリア外務省はこれらの作戦により政府が管轄する地域で多くの市民が避難先を求める事態になったと指摘している。その上でシリア政府は、数千人の難民を生み、その苦しみを深めた一連の作戦を非難するとし、米軍の撤退を改めて要求した。
シリア外務省の声明で米軍、及びSDF戦闘員の活動は軍事犯罪、及び人道に対する罪に比肩すると記されている。
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