UNWTOの専門家は、2021年の旅行者数は4億1500万人(2020年は4億人)であり、この4%増は新型コロナウイルスのワクチン接種が広く行われたことと、2021年後半の渡航制限緩和によるものとみている。
同機関は、「回復のペースは遅い上、移動制限の度合い、ワクチン接種率、旅行者の意識により(観光客数の増加は)地域によってばらつきがある」と指摘している。最も増加した地域はカリブ海地域(63%増)で、2位は南欧地域(57%増)、3位は中米地域(54%増)だった。
一方、中東とアジア太平洋地域は2020年と比べて悪化した。UNWTOによると、中東地域では25%減、アジア太平洋地域では65%減少した。
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