米下院議員、ウクライナ情勢をめぐり欧州での合同演習を呼びかけ

米国のマイケル・マッコール連邦下院議員は、ウクライナ情勢をめぐり、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に「真剣さ」を示すため、バルト三国、ポーランド、ルーマニア、ブルガリアにおける合同演習の実施を呼びかけた。
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マッコール氏はCBSのインタビューに対し、次のように語った

抑止のメッセージを伝えることが重要。我々が真剣であることをプーチン氏に示すために、ポーランド、バルト諸国、ルーマニア、ブルガリアでの合同演習が必要だ。プーチン氏は、我々が真剣だとみなしていない。だから軍隊の数が増加している。すべては、プーチン氏が脆弱性を目の当たりにした時、すなわちアフガニスタンやタリバンへの無条件降伏から始まったと思う。脆弱性が攻撃を招いたのだ。

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米下院外交委員会の幹部でもあるマッコール氏は、ジョー・バイデン米大統領がしばしばプーチン氏に「譲歩」したとし、「プーチン氏が脆弱性を感じ取ったのはこのためだ。我々が抑止力を提示しなければ、プーチン氏は侵攻するだろう」と意見を述べた。
また、マッコール氏は「ウクライナに向けた殺傷力のある物資の支援」に関する法案に取り組んでいるという。
ウクライナと欧米諸国は、最近、ロシアがウクライナ国境付近で「攻撃的な行動」を強化しているとして懸念を表明している。ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、ロシアは自国領内で、独自の判断に基づき、軍部隊の配置を行っているだけであり、これが誰かの脅威になったり、懸念を呼ぶものではないと強調した。
ロシア側は西側およびウクライナの言う「攻撃的行動」の非難を否定し、ロシアは何人に対しても威嚇もせず、攻撃しようとしていないと再三にわたって繰り返してきた。「ロシア連邦の攻撃」という声明はNATOがロシアの国境近くにより多くの軍事機器を配備するための前提として使われている。ロシア外務省は、「ロシアによる侵攻」という欧米の非難と、ウクライナをその侵攻から守るという発言は滑稽であり危険であるとの見解を示していた。
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