新型コロナウイルス

ロシア 新型コロナの免疫有無を皮膚で確認できるツールを開発

ロシアは、新型コロナウイルスに対する免疫の有無を皮膚の状態から確認できるツール「CoronaDerm PS」を開発した。ロシア科学アカデミー会員で、ロシア連邦消費医者権利保護・福祉監督庁の疫学・微生物学研究所のアレグ・トトリャン所長が明らかにした。
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「CoronaDerm PS」は、新型コロナの抗原を注射するタイプのもの。これを注射することで体内では抗体が産出され、72時間後に細胞性免疫の有無を確認できる。結果は皮膚の状態から確認でき、陽性であれば細胞性免疫があることを示し、陰性であれば免疫がないことが分かる。トトリャン氏によると、陰性は、ワクチン接種や追加(ブースター)接種が必要であることを示しているという。
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同氏は、「ワクチン接種を受けた人の中には、血清による抗体検査で陰性が判明、つまりセロコンバージョン(抗体の産出)が起きていないのになぜか発症しない人がいる。細胞性免疫を確認するツールがあれば、この謎に対する答えが見つかると思う」と語っている。
トトリャン氏によると、この検査方法をルーティン化する必要があるという。
研究者らは、すでに「CoronaDerm PS」の非臨床試験(臨床試験の前段階となる試験)を実施している。
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