横井選手は、来季の作業について「ショートで自信がもてるように演技の構成を考えていきたい」と語り、曲はまだ決めておらず、いつも「曲選びは自分がこれをやりたいと先生にもっていくけれど、自分がやりたいものを先生からダメといわれたことないです」と答えていた。
憧れの選手についての問いには、「一人に絞れないので、特定の人がいるとはいえないです。フィギュアというのはこの選手は表情がいい、この人はジャンプ、スケーティングがいいと、一人一人の良さがあるスポーツだと思います。スケーティングなら山下真瑚選手がとても好き。三浦 佳生さんのジャンプはとてもいいと思う。表現は人それぞれとてもいいと思うから、選びにくいんですけど、鈴木明子さんのシルクドソレイユで滑るプログラムが一番好きです」と答えた。
新しいジャンプに挑戦するかと尋ねられると、横井選手は、「自分の能力を考えるとトリプルアクセル、4回転は難しいと思う。ダブルルッツができればレベルアップできるので、安定するまで練習したいです」と答え、これに関連して年齢制限をどう思うかという質問には、同い年の坂本花織選手はトリプルアクセルや4回転がなくても戦えるものをもっていると評し、「自分のいいところを追及していけば、勝負できる可能性あると思う。年齢制限について自分は特に批判はなくて、フィギュアはジャンプだけでなく、表現もある。バランスの問題。ジャンプを跳べるというのはすごいことなので、その評価を下げることはしたくないです」と冷静な判断を示した。
横井選手は、来春大学最終学年になる。気になる今後だが、その先も戦い続けるか、フィギュアの経験を生かした仕事につくのか、まだ決めていないと答えた。スプートニクの記者が「コーチ業ですか?」と尋ねると、横井選手は、「フィギュア界に残らなくてもスケートを応援できる仕事に就きたい。それはコーチとは限らない。記事を書く人の役割大きいと思います。この記事を読んで、選手を応援したいと思う人がでてくるのはすごい仕事だと思うし、自分も記事によって救われたことがあります」と答えた。
休みは好きなユーチューバー「東海オンエア」のサイトをみて、リラックスしている。2014年からウォッチングしていて、落ち込んだとき、笑って気分を切り替えているそうだ。また大会の前に心を落ち着かせるためには音楽を聴きつづけている。日本の曲を歌いながらリラックス。「流行を知らなさ過ぎて恥ずかしいと思ったので、藤井風さんの「きらり」などを聞いています」と語ってくれた。