ABCの報道によれば、ハッカーはモリソン首相のアカウント名を「Australian-Chinese New Life(豪州系中国人の新生活)」に、また首相のページは中国人共同体のためにオーストラリアの生活についての情報を提供するものと書き換えた。
豪州議会、諜報安全保障委員会のジェームズ・パターソン委員長は、アカウントのハッキングの背後に中国政府がいるとの疑いを示し、WeChatを所有するのは投資会社テンセントで、同社は中国の民間企業の中でも当局の管理を最も強く受けているとされていると指摘している。
パターソン委員長は、WeChat は海外に在住する中国人の追跡に利用されており、「(豪州の)選挙の年に外国が我々の民主主義へ介入するための有効な手段」と断言した。ABCテレビは現在、豪州政府はWeChatとアカウント改ざん問題を解決するために共同で作業を行っていると報じている。
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