「ハンガリー音楽の家」は、欧州最大の文化開発の一つ「リゲット・ブダペスト・プロジェクト」の一環として建設された音楽施設。藤本氏のデザインは国際コンペで高評価を得て選出された。
藤本氏はプロジェクトの構想に「自然環境と建築環境の境界をなくし、自然と音の調和を図る」ことを掲げており、側壁は開放感を与えるガラス張りで、屋根は光を取り込むため穴の開いた構造になっている。ユニークな外観の施設内にはコンサートホールや教室、図書館などのほか、ハンガリーを中心に欧州の音楽史を紹介する展示スペースが入っているという。