新型コロナウイルス

ファイザー製ワクチンは心臓の炎症リスクを3倍に高める-研究

ファイザー製薬の予防接種は、接種を受けない場合との比較で、心臓の炎症リスクが3倍高くなる。香港の医師らの研究結果が、学術誌『アナルズ・オブ・インターナル・メディシン』に紹介された。
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医師らによれば、研究には香港の病院の患者160人が協力した。彼らはファイザー製や中国製のコロナバックといった新型コロナ用ワクチンの接種を受けている。
米ファイザー製のRNAワクチン(BNT162b2)の接種を受けた患者群では、未接種者との比較で、はじめて心筋炎と心膜炎が確認された人が非常に多かった。
研究者らは、研究参加者の中では、コロナバックの接種を受けた7人の患者に炎症が確認され、ファイザー製ワクチンの接種を受け、心臓の炎症が発生した患者数は20人にのぼったことを明らかにした。研究者らは、心臓の炎症はおそらく2回目のワクチン接種を受けた男性に発症していると指摘した。
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一方で研究者らは、発症の絶対的リスクは極めて低く、確率は2回目のワクチン接種を受けた10万人に1人であると見ている。
医師らは、炎症を起こした心臓は血液を適切に送り出すことができないと指摘し、この状態は心不全を引き起こし、場合によっては突然死を招くと警告した。
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