石油元売り最大手のENEOS 和歌山製油所を来秋閉鎖へ

石油元売り最大手のENEOSホールディングスは25日、和歌山県有田市の和歌山製油所を2023年10月をめどに閉鎖することを発表した。NHKが報じた。
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和歌山製油所の閉鎖の背景には日本のガソリン需要の落ち込みがある。大田勝幸社長はオンライン会見で和歌山製油所の閉鎖に踏み切った理由について、「厳しい事業環境の中で競争力を強化するための苦渋の決断だ」と述べ、会社全体で生産の効率化を進め、およそ450人の職員については何らかの形で雇用を継続すると説明した。
一方でNHKの報道によれば、今回のENEOSの閉鎖が実行されると、日本全国に15か所あった製油所、製造所の数は10か所に減る。全国に和歌山県の仁坂知事は、閉鎖について事前に地元に相談がなかったことを「大変遺憾」と述べ、存続を図るよう求める姿勢を示している。
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