IMF、エルサルバドルにビットコインの法定通貨化をやめるよう求める

国際通貨基金(IMF)は、中米エルサルバドルに対し、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の法定通貨化をやめるよう求めた。ブルームバーグによると、IMFはビットコインについて、財政の安定に大きなリスクをもたらし、その法的地位はIMFから融資を受ける上での主な障害となっていることに言及した。
この記事をSputnikで読む
エルサルバドルは昨年、IMFに13億ドル(約1480億円)の融資を要請したが、その交渉は袋小路に入り込んだ。IMFはエルサルバドル当局に対し、「ビットコインを法的通貨から外し、ビットコイン法の範囲を狭める」よう求めた。
ビットコイン 専門家らは高騰予想 冬の終わりまでに6万から6万5000ドルに
2021年夏、エルサルバドルはビットコインを法定通貨として認めた世界初の国となった。同国は昨年、約5万ドルで取引されていたときにビットコインの購入を開始し、少なくとも1801BTCを購入した。
現在、ビットコインのレートは、11月初旬のピーク時の6万8000ドルから45%下落している。ブルームバーグによると、ビットコインの下落によりエルサルバドルは少なくとも2000万ドルを失った。
関連ニュース
米ニューヨーク新市長 最初の給与は仮想通貨で受け取ると表明
大手コンサル会社、仮想通貨が銀行にもたらす危険性について警告
コメント