非営利団体「世界資源研究所(WRI)」は、6000人の米国人が参加した実験を行った。
研究者は、環境に対する食肉生産の影響についての10の情報をメニューで紹介し、回答者に肉料理と肉の代替料理のどちらかを選択するように要請した。
情報は人々の選択に大きく影響した。メニューの情報を目にした実験参加者の25%は植物性の代替料理を選んだ。一方、情報が表示されなかった回答者がベジタリアン料理を選ぶ確率は半分だった。別の情報により実験参加者の22%が肉料理を拒否せざるを得なくなった。
かつて専門家らは料理の表記に「ビーガン」という用語を使おうとしたが、それが多くのお客を遠ざけることとなった。そうしたことから研究者らは、ベジタリアンだけでなく、地球環境の保護のため肉の消費量を減らしたいと考える人々にも、植物性食品に関心を持ってもらうのがいいという結論に達した。
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