ブリンケン国務長官は記者団に対し、ロシア側が米国の回答を確認次第、ラブロフ外相と会談すると表明した。また、米国の回答については公表を予定していないと指摘した。
会見の中でブリンケン国務長官は、全ての同盟国と友好国は「あらゆる前線」において団結しているとし、米国の回答にいかなる対応を示すかはロシア次第であると迫った。
書面の中で米国はロシアに対する懸念を指摘したという。ただし、ブリンケン国務長官はこの回答について「極めて前向きな内容」を記したとも強調した。米国は譲歩できない分野については示しながらも、ロシアを含む全ての国の安全保障を強化する上での共同作業が可能な分野についても明確に示したとのこと。
具体的に米国側が譲歩しない分野として、北大西洋条約機構(NATO)のオープン・ドア政策を指摘した。米国はこのオープン・ドア政策を今後も重視すると強調した。
また米国はウクライナ情勢が悪化した場合のエネルギー危機を回避するため、ドイツを含む友好国と協力するとし、あらゆる友好国がこのエネルギー政策について団結していることを確信していると指摘し、足並みを揃えた対応をドイツ側に促した。
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