パトリス・ルムンバ民族友好大学、感染症学科のセルゲイ・ヴォズネセンスキー助教授はRBKからの取材に次のように答えている。「将来、人間に危害を与えうるウイルスは数としてはかなり多い。他の動物グループのウイルス、他の種の生物のコロナウイルスがそうだ。それらは今日の段階では、異なる種の間のバリアを超えて、危害を及ぼしうる候補にすぎない。このため、そのうちのどれかに注視する必要はない。我々はよりひっ迫した問題を抱えている」
ヴォズネセンスキー助教授は、異種間のウイルスの相互伝達に取り組む研究者はこの要因に注意を払うべきと指摘し、こうした感染がヒトに及ぶ危険性は仮説的と述べた。
ロシア科学アカデミー準会員の分子生物学者で国立ノボシビルスク大学自然科学部バイオテクノロジー・ウイルス学実験室の室長セルゲイ・ネチョーソフ氏は、ヒトに感染しうるウイルスは自然界にはただでさえ数千種類は存在するとして、「その1つ、1つが基本的にはヒトに感染する可能性がある。なにもおかしなことではない」と指摘した。
先日発表された、中国の武漢大学の調査結果には、南アフリカのコウモリから新型コロナウイルスNeoCoVが検出されたと記述されている。
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