決議案では、不当に処刑された多くの女性らの記憶を広め、歴史的な正当性を示す必要性が指摘されている。同様の決議案はスコットランドやスイス、ノルウェーでも採択されてきた。
決議案によると、カタルーニャは欧州で魔女狩りの中心地だったという。魔女狩りの犠牲となった女性の多くは移民やジプシー、貧困層の女性、未亡人だったという。いずれの女性も焼き印を押され、隣人を毒殺した魔女と非難されたとのこと。魔女として処刑された女性らはいずれも、「女性憎悪の追及」による犠牲者であることが認定された。カタルーニャ自治州議会は賛成114票、反対14票、棄権6票でこの決議案を採択した。
カタルーニャでは1424年、魔女を非難する最初の法律が誕生した。歴史家らによると、カタルーニャだけで800人以上の女性が魔女として処刑されたという。
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