ラブロフ外相は、「米国とは世界のどの国と同じように良好で円滑で、お互いを尊重し合う、対等な関係を望んでいる。ロシアのプーチン大統領はジョー・バイデン米大統領にこのことを伝え、2021年6月のジュネーブでの米露首脳会談でバイデン大統領はこの姿勢について確認している」と第1チャンネルの「サンデータイムズ」で発言した。
さらにラブロフ氏は、「苦い経験から学んだことだが、安全保障が日常的に損なわれるような状態に居続けたくない」と述べ、ロシアにも米国と同じように自国の利益があると強調した。
ロシアは2021年末、米国との条約案とNATOとの安全保障に関する合意案を公表した。ロシアア政府はこれらの案の中で、西側諸国に対し、NATOの東方拡大の停止、ウクライナのNATO加盟の阻止、旧ソビエト諸国に軍事基地を設置しないことを法的に保証することを求めている。これらの案では、NATOの兵器をロシアの国境付近に配備しないこと、1997年以降にNATOに加盟した東欧の国々に配備された軍を撤収することを求めている。
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