中国天津市の南開大学のシャオ・ドン氏、ロシアのスコルコヴォ科学技術研究所のアルチョム・オガノフ氏がそれぞれ率いる研究グループはコンピューター・シュミレーションを使い、地球の初期段階には高温、高圧状態で安定を保つことができるMg2SiO5H2が存在していたという予測をたてた。
オガノフ氏は、地球形成後、3000万年ほど経過して核が出来上がった時、ケイ酸塩鉱物はMg2SiO5H2が不安定な低圧な領域に追いやられ、 水とMgSiO3+MgOの混合物に分解せざるを得なくなったと推測している。
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