中国からの輸送問題 コロナ感染厳格措置で再び複雑化

米国のニュース専門放送局CNBCがアナリストらやマーケット参加者らの行った世論調査で、関係者らは、パンデミック開始当初に中国がコロナ対策を厳格化したことから、同国からの商品輸送で世界中が直面したロジスティックスの問題が再燃したと感じていることが明るみになった。
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CNBCの調査の回答者らは、中国の巨大な港のいくつかは以前当局から強いられた対コロナ対策の制限を復活させており、感染の疑いのある職員には隔離が申し渡されるために、企業も船も荷下ろしの際の書類作成が遅延していると語っている。
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こうした状況から、運輸会社の中には作業中断や別の方法での輸送を強いられたケースもある。輸送の代替方法としてとられるのは主に空輸で、これが価格の上昇につながっている。このほかにも中国からの商品の空輸はここ数週間で平均で50%も値上がりしている。
コロナ対策のルールが厳格化した背景には、中国が掲げるCOVID-19感染ゼロを目指した政策がある。
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