朝鮮中央通信などによると、北朝鮮は30日、中距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を行った。兵器システムの正確性を検証する目的で行われたと伝えられている。金正恩総書記は実験に立ち会っていないという。
NHKによると、北朝鮮は「火星12型」について「生産、装備されている」として、実戦配備に入っていることも示唆している。
また、NHKの指摘によると、北朝鮮が、射程が最大で米グアムにも届く5000キロに達するとみられる「火星12型」を発射したのは、北海道の襟裳岬付近の上空を通過させる形で行った2017年9月以来。
日本の防衛省は30日午前8時、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと発表した。また韓国軍は同日、北朝鮮が慈江道から日本海に向けて弾道ミサイルと思われるものを1発発射したと発表した。韓国軍合同参謀本部は、このミサイルの飛翔距離が約800キロ、高度は約2000キロだったとしている。
1月における北朝鮮のミサイル発射実験は、これで7回目。
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