パリマン氏は「もちろん、オミクロン株に感染した際には咳の症状が出る可能性がある。しかし、私がよく耳にするのはのどの痛みの訴えだ。すなわち、肺ではなく喉が原因で生じる咳だ。この場合は、肺炎や肺臓炎よりも咽頭炎や気管支炎のほうがわずかに特徴的だ」と述べた。
パリマン氏によると、オミクロン株に感染した際には、他の変異株に感染したときよりも肺が損なわれることは少ないが、仮に肺が冒された場合も、重症度は低いという。
同氏は、オミクロン株は感染力が強いが、致死率は低いと述べている。これはウイルスそのものにとってその生存を促進する理想的な変異だという。パリマン氏は「ウイルスはさらにたくさん感染する必要があるが、感染者が死なないようにしなければならない。進化によってこれが単に呼吸器系ウイルスの1つになることを信じたい」と語った。