ウクライナでの露特別軍事作戦

ロシア国民はウクライナとの戦争を望んでいない=ゼレンスキー大統領

ロシア国民はウクライナを相手にした戦争を望んでいない。ボリス・ジョンソン英首相との会談後に行われたブリーフィングでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が発言した。
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ジョンソン首相との会談後に行われたブリーフィングでゼレンスキー大統領は、ウクライナとの国境付近には10万人以上のロシア兵が展開していると発言した上で、次のように指摘した。
撤退について言えば、我々はロシアが私たちの国境から部隊を引き上げる瞬間を心待ちにしている。これは重要なシグナルであり、根本的に言って、ロシア国民が事態のエスカレートを望んでいるのか、そうではないのかという質問に対して、ロシア連邦が示すことができる唯一の誠実な答えとなる。大事なのは言葉ではなく、こうした力強く重要な一歩を踏み出すことである。それは心理的にウクライナと欧州連合の国民にとって重要であるだけでなく、ロシア国民にとっても同様である。私は知っているが、彼らはウクライナを相手に戦って命を落とすことを確実に望んではいない。
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また、ゼレンスキー大統領はウクライナ東部のドンバス地域を巡るミンスク議定書に対し、責任を持って接しているとし、この議定書が現在有効な唯一のフォーマットであるとも発言した。
大統領によると、ミンスク合意は理想的ではないものの、何かしらのフォーマットが機能するためにウクライナ政府は努力すると表明した。
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欧米諸国やウクライナ政府で、ロシアがウクライナに侵攻する可能性があるという疑惑が浮上している。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、このような情報は空虚で根拠のない緊張を高めるものだと指摘し、ロシアは誰にも脅威を与えていないと強調した。またペスコフ氏は、このような発言を正当化するための挑発行為が起こる可能性を否定しなかった。
米国からウクライナへは軍事支援が続々と届いており、2月1日には84トンの軍事物資を搭載した5機目の軍用機がウクライナに到着した。4機目の軍用機は1月28日に到着したばかりだった。 ウクライナへの軍事支援は今後も継続される見通し。
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