分析結果は2日、富岳を運用する理化学研究所などの研究チームが発表した。
研究チームは、オミクロン株の感染力をデルタ株の1.5倍と想定し、感染者と15分間会話した場合の感染リスクを分析。その結果、マスクを着用せずにオミクロン株の感染者と1メートルの距離で会話すると、感染確率は約60%に上ることが分かった。
また、感染者がマスクを着用していない場合、1メートルの距離で約60%、50センチ以内の距離ではほぼ100%感染するとの結果が出た。
感染者がマスク着用をしていた場合、1メートル以上の距離ではほぼ0%でも、50センチ以内の距離では感染確率が14%、30センチ以内だと最大約30%高まるという。
この研究結果から、研究所チームリーダーの坪倉誠氏は、「マスクの着用に加え、人との接触時間や会話する距離をもう一度考えてもらうことが重要だ」と話している。
関連記事