1月、米政府高官は記者団に対し、ウクライナ経由のロシア産天然ガスの輸送が途絶えた場合の代替となる供給源を探していると発表した。その後、ウォール・ストリート・ジャーナルは、米国とEUのロシア産天然ガスの代替探しを背景に、20隻以上のタンカーが米国から欧州に向かっていると報じた。
ブルームバーグは2日、米国と欧州は、日本や中国を含むアジアの主要な天然ガス輸入国に対し、ウクライナをめぐる有事の際に天然ガスを欧州に供給できないか打診したと報じた。また報道によると、バイデン米政権はカタールなどの天然ガス生産国にも緊急時の増産の可能性について検討を要請したという。
松野官房長官は3日の記者会見で「報道については承知している。米国や欧州各国との間で日ごろよりさまざまなやりとりをしているが、詳細は差し控えたい」と述べた。
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